大阪で退院先の施設を決めたあと、紹介してくれた病院がその方の様子を知る機会は多くありません。関連会社(株式会社3SMILE)が運営する大阪の住宅型有料老人ホームでは、入居からおよそ1か月たったころ、施設長が紹介元の病院へ「ご入居1か月の経過のご報告」を持参しています。何を書いて、なぜ届けるのかを、病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)の方とご家族に向けてまとめます。
入居1か月の経過報告とは、病院から紹介を受けて入居した方について、入居からおよそ1か月の暮らしの変化と、介護・看護・リハビリの各職種から見た様子を1枚にまとめ、施設長が紹介元の病院へ届ける書面のことです。私たちの関連会社の施設では、すべての施設でこの報告を行っています。
退院先のご相談は、医療の情報を伺いながら一緒に。
病状・医療処置・ご予算・希望の地域を伺い、受け入れの相談ができる施設を探します。病院の方からのご依頼は医療・介護の専門職の方へにまとめています。相談される方の費用はかかりません。入居が決まった場合に、その施設から私たちへ紹介手数料が支払われます(入居費用は別)。
紹介元の病院へ、入居後の様子をお返しする
病院の医療ソーシャルワーカーや病棟の看護師は、退院先を一緒に探し、書類をそろえ、送り出すところまで関わります。紹介してくれた病院が、入居後の様子を知る機会は多くありません。関連会社の施設では、その機会として、施設長が1か月の経過報告を持参しています。
退院先を決めるときに受け取った情報が、入居後の暮らしでどう生きたかを、紹介元にお返しする。それがこの報告の役目です。入居の前に施設が受け取る書類の読み方は、退院時の診療情報提供書などで施設が見る7項目で紹介しています。

報告書に書いていること
報告書はA3の紙1枚です。報告書には、次の欄があります。
| 欄 | 書くこと |
|---|---|
| この1か月の変化 | 食事・睡眠・表情や会話・活動や歩行の4つを「良くなった・変わらず・経過観察中」で示す |
| 3職種のひとこと | 介護職員・看護師・リハビリ職(理学療法士・言語聴覚士)がそれぞれの立場で見た様子 |
| ご本人の情報 | お名前(イニシャルでも可)・入居日・介護度。写真の掲載は同意をいただいた範囲 |
| 連絡先 | 施設名・施設長の名前と連絡先(次の相談の窓口) |
1枚にしているのは、忙しい病棟や地域連携室でも、手に取ってすぐ読めるようにするためです。

介護・看護・リハビリの3職種コメント
報告の中心は、介護・看護・リハビリの3つのコメント欄です。同じ1か月でも、見ているところが違います。住宅型有料老人ホームでは、介護や看護は関連会社の訪問介護・訪問看護などの職員が担い、それぞれの立場から書きます。
- 介護:食事の量や好み、夜の眠り、ほかの入居者との関わり
- 看護:むくみ・血圧・服薬など体調の変化と、主治医との連携
- リハビリ:歩ける距離や立ち上がり、飲み込みの様子
職種ごとに分けて書くことで、病院の側も「どこが良くなり、どこを見続けているか」を読み取りやすくなります。施設でのリハビリの考え方は八尾市でリハビリができる老人ホームの探し方にもまとめています。

「入院中の課題がどう変わったか」で書く
報告の書き方で大事にしているのは、「異常なし」で終わらせないことです。病院が知りたいのは、入院中に課題だったことが、施設の暮らしでどうなったかだからです。
たとえば、入院中にむくみが気になっていた方なら、そのむくみが今どうか。夜に落ち着かなかった方なら、夜の様子がどう変わったか。歩ける距離が短かった方なら、今どのくらい歩けているか。報告書の記入例も、この「入院中の課題→今の様子」の形で用意しています。もちろん、良くなっていないことは、良くなっていないと書きます。

急変時の連絡(紹介元の先生)
救急の対応が必要な場合や、かかりつけ医が別にいる場合は、その状況に合わせて動きます。そのうえで、報告書には「急変時はまずご紹介元の先生へご連絡します」と書き、紹介元との連絡の順番をお伝えしています。
退院前のカンファレンスや病棟への訪問には、看護師と2名で伺い、入居前から顔の見える関係をつくるようにしています。

ご本人の同意と個人情報
報告書は、施設長が紹介元の病院へ持参する経過報告です。報告書には写真の掲載の同意に関する注記があり、写真は同意をいただいた範囲で載せます。お名前はイニシャルでも記入できます。

退院先を探すMSW・ご家族へ
私たちは、関連会社の施設に限らず、医療処置や体調に合わせて受け入れの相談ができる施設を探しています。関連会社の施設に入居が決まった場合は、この1か月の報告で、紹介元の病院へ経過をお返しします。病院の方からのご依頼の流れは医療・介護の専門職の方へに、退院日が決まっているときの進め方は退院を急かされたらにまとめています。関連会社が運営する施設の一覧は大阪・関連会社直営の4施設でご覧いただけます。
どの施設に入居するかを決めるのは、ご本人とご家族です。紹介の仕組み(入居先の施設から当社へ紹介手数料が支払われること)も、ご相談の最初に説明しています。

よくある質問
この報告は、どの施設でしてもらえますか?
関連会社(株式会社3SMILE)が運営する施設では、すべての施設で行っています(2026年10月時点)。ほかの運営会社の施設をご紹介した場合は、その施設の方針によります。
報告にはどんなことが書かれていますか?
食事・睡眠・表情や会話・活動や歩行の1か月の変化と、介護・看護・リハビリのコメント欄です。入院中の課題が今どうなっているかを中心に書きます。
家族も報告書を見られますか?
この報告書の宛先は紹介元の病院です。ご家族への説明のしかたは、入居先の施設にご確認ください。施設探しのご相談は、お電話(072-970-5244)かLINEで受け付けています。
急に具合が悪くなったら、どこに連絡が行きますか?
救急の対応が必要な場合や、かかりつけ医が別にいる場合は、その状況に合わせて動きます。報告書では、急変時はまず紹介元の先生へ連絡する、という順番をお伝えしています。
報告書に写真や名前を出したくない場合は?
写真の掲載は同意をいただいた範囲で、お名前はイニシャルでも記入できます。入居のときに施設へお伝えください。(2026-10-10 時点の情報。報告の実施は株式会社3SMILE の全施設で確認。監修:生嶋(救急看護認定看護師)。入退院時の情報連携の公的な考え方は厚生労働省の資料を参照)
- 関連会社のすべての施設で、入居からおよそ1か月後に施設長が紹介元の病院へ経過の報告を届けている
- 報告は1か月の変化4項目と、介護・看護・リハビリの3職種のひとことで、入院中の課題が今どうなったかを書く
- 救急の対応は状況に合わせ、報告書では急変時はまず紹介元の先生へ、という順番を伝える。写真は同意の範囲で、お名前はイニシャルでも可
退院先の施設探し、医療の情報を伺いながらご一緒に。
施設探しのご相談は大阪老人ホーム相談室(株式会社SECRET MEDICINE)へ。相談者の負担はなく、入居が決まった施設から紹介手数料を受け取ります。病院・専門職の方は専用のページから、ご家族はお電話・LINEでどうぞ。
大阪老人ホーム相談室


