SENIOR COORDINATOR大阪老人ホーム相談室
認知症・医療

薬の飲み忘れが心配な親の施設探し|大阪で確かめる5つ

2026.11.04 読了 約6分 薬 飲み忘れ 老人ホーム 大阪 服薬
自宅の食卓で、飲み薬のケースを手に娘と話す高齢の女性(AIで生成したイメージ)薬のことも含めて、住まいを相談する
この記事は、生嶋(関連会社3SMILE 救急看護認定看護師)ほか現場スタッフの知見をもとに作成しています。介護・医療の現場を運営する当事者の視点を反映しています。

「薬の飲み忘れが増えた」「同じ薬を二度飲んでいたかもしれない」——親の薬のことが心配で、住まいを考え始めたご家族へ。大阪で施設探しをお手伝いしている看護師の私たちが、施設に薬を任せるときに見学で確かめておきたい5つのことと、相談の前に用意しておくと話が早いものをまとめます。

施設に薬を任せるとは、入居した方の飲み薬を、施設の看護職員や介護職員が預かって、決まった時間に渡したり飲むのを手伝ったりすることです。どこまで手伝えるかは、薬の形(一包化されているか)、体の状態、施設にいる職員の体制で変わります。厚生労働省の通知では、一包化された飲み薬の内服の介助は、容態が安定しているなど3つの条件を医師や看護職員が確かめている場合、原則として医行為に当たらないとされています。

薬のことが心配なまま、住まいを決めないで。

今飲んでいる薬の数や、飲み忘れのことをお電話・LINEでお聞かせください。看護師が施設探しをお手伝いします。相談料はかかりません。紹介手数料は、ご入居先の施設からいただく形です。すべての住まいを扱っているわけではありません。

飲み忘れが増えたときに起きていること

薬の飲み忘れは、物忘れだけで起きるわけではありません。薬の種類が増えた、飲む時間がばらばら、袋の文字が読みにくいなど、薬の側の事情が重なっていることがよくあります。

飲み忘れが続くと、飲まなかった薬が家にたまります。これを残薬(ざんやく)と呼びます。残薬が多いことに主治医が気づかないまま同じ量が出続けると、「効いていない」と受け取られて薬が増えることもあります。反対に、飲んだことを忘れて二度飲んでしまうと、体に強く効きすぎることがあります。どちらも、本人の努力だけでは防ぎにくいことです。

一人暮らしで薬の管理が難しくなってきたときの住まいの考え方は、大阪で一人暮らしがつらくなった親の住まい相談にもまとめています。

自宅の食卓で、薬の袋と飲み薬のケースを前に話し合う高齢の女性と娘(AIで生成したイメージ)
まず家にある薬の袋を全部出して、家族で数を見てみる(写真はAIで生成したイメージ)

施設で薬にかかわる人と、できること

施設で薬にかかわるのは、施設の職員だけではありません。住まいの種類によって、外から来る看護師や薬剤師もかかわります。

かかわる人主にすること
主治医薬を出す・量を変える・やめる
薬剤師(薬局)薬を一包化する・飲み方を説明する。施設や自宅を訪ねることもある
看護職員・訪問看護体の様子を見て、薬が合っているかを確かめ、主治医に伝える
介護職員条件がそろえば、一包化された飲み薬を渡し、飲むのを手伝う

介護職員が飲むのを手伝えるのは、通知の3つの条件(入院して治療する必要がなく容態が安定している・医師や看護職員が続けて様子を見る必要がない・誤嚥の心配など飲み方そのものに専門的な配慮が要らない)を医師や看護職員が確かめ、そのことを本人や家族に伝えている場合です。そのうえで、本人や家族の依頼があり、医師の処方と薬剤師の説明、看護職員の助言に沿って手伝います。飲み込みに心配がある方は、嚥下(飲み込み)が心配な方の施設もあわせてご覧ください。

見学で確かめる5つのこと

「薬は施設でお預かりします」と言われても、中身は施設ごとに違います。見学のときに、次の5つを聞いてみてください。

確かめること聞き方の例
①だれが薬を管理するか「薬は看護師さんが管理しますか。夜はだれが渡しますか」
②一包化が要るか「今の薬を一包化してから入居した方がよいですか」
③飲んだかどうかの記録「飲んだかどうかは、どこに記録して、家族は見られますか」
④余った薬を伝える流れ「飲めなかった薬があったとき、主治医や薬局に伝えてもらえますか」
⑤具合が悪いときの薬「痛み止めなど、具合が悪いときだけ飲む薬はどう扱いますか」

見学の全体の確かめ方は施設見学のポイントに、医療の処置がある方の受け入れの確かめ方は医療処置がある方の受け入れにまとめています。

施設の見学で、看護師が家族に薬の管理のしかたを説明している様子(AIで生成したイメージ)
見学では、薬をだれが・どこで・どう記録しているかを聞く(写真はAIで生成したイメージ)

余った薬(残薬)を主治医へ伝える流れ

施設に入ってからも、飲めなかった薬が出ることはあります。余った薬があることが主治医まで伝わる流れがあれば、量や飲み方を早めに見直してもらえます。

住宅型有料老人ホームなどでは、外の訪問看護の看護師が入って、残薬を確かめて主治医に伝えることがあります。施設に看護師がいる時間と、訪問看護が入る時間は別のことが多いので、見学ではその両方を聞いておくと安心です。訪問看護と施設の組み合わせは施設と訪問看護で説明しています。

相談の前に用意しておくもの

ご相談のときに次のものがあると、薬の管理ができる住まいを絞り込みやすくなります。全部そろっていなくても構いません。

私たちは看護師として、薬の数や飲み方の困りごとを伺ったうえで、薬の管理の体制が合いそうな住まいを一緒に考えます。受け入れられるかどうかは、最後は施設が書類と面談で決めます。

よくある質問

老人ホームの介護職員は、薬を飲ませてくれますか?

一包化された飲み薬で、容態が安定しているなどの条件を医師や看護職員が確かめ、本人や家族の依頼がある場合は、介護職員が飲むのを手伝えるとされています。条件に当たらない時は看護職員などが対応します。

入居の前に、薬を一包化しておいた方がいいですか?

施設によって決まりが違います。見学のときに聞き、必要なら主治医や薬局に相談して一包化してもらいます。お薬手帳を持って相談すると話が早く進みます。

飲み忘れが多いと、施設に断られますか?

飲み忘れだけで断られるとは限りません。だれが薬を管理するかの体制は施設ごとに違うので、薬の数と困りごとを伝えたうえで、合う住まいを一緒に探します。

余った薬は、施設で捨ててもらえますか?

自己判断で捨てずに、余っている数を主治医や薬局に伝えるのが先です。量や飲み方を見直すきっかけになります。扱い方は施設と薬局に確かめてください。

薬のことも含めて、施設探しを相談できますか?

ご相談ください。看護師が薬の数や飲み方の困りごとを伺い、私たちが紹介できる住まいの中から体制を確かめます。すべての住まいを扱っているわけではありません。(2026-11-04 時点の情報。出典:厚生労働省「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について(通知)」平成17年7月26日 医政発第0726005号)

参考(公的情報):厚生労働省「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について(通知)」(一包化された内用薬の内服の介助と3つの条件)

この記事のまとめ

薬のことも、そのまま話してください。

介護・医療の現場を運営する関連会社(株式会社3SMILE)を持つ私たちが、薬の数と飲み方の困りごと、ご予算と体調を伺って住まいを一緒に考えます。相談料はいただきません。紹介手数料は入居が決まった施設からいただく形で、私たちがすべての住まいを扱っているわけではありません。病院・MSWの方は専門職の方へからどうぞ。

施設探しは、現役看護師のいる私たちへ。

介護・医療の現場を運営する関連会社(株式会社3SMILE)を持つ紹介サービスです。ご相談・見学同行・入居後フォローまで、すべて無料。

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