SENIOR COORDINATOR大阪老人ホーム相談室
認知症・医療

八尾市でストーマ(人工肛門)に対応できる老人ホームの探し方

相談員が居室の入口で設備を説明しながら見学を案内している場面断られるかどうかは、状態だけでは決まらない。
この記事は、生嶋(関連会社3SMILE 救急看護認定看護師)ほか現場スタッフの知見をもとに作成しています。介護・医療の現場を運営する当事者の視点を反映しています。

ストーマ(人工肛門・人工膀胱)とは、手術によっておなかに便や尿の出口をつくり、装具(パウチ)で受けとめる仕組みのことです。八尾市で住まいをお探しのご家族から「人工肛門があると断られますか」というご相談をよくいただきますが、受け入れの可否は、処置の名前よりも「ご本人がどこまで自分でできるか」と「できない部分を誰が手伝うか」に大きく左右されます。実際には空室の有無、費用、夜間の体制、医療機関との連携なども判断に関わります。確認する順番は、次のとおりです。

「医療的な処置がある」と伝えた時点で話が止まってしまった、というご相談は少なくありません。ただ、止まる理由の多くは、伝え方が漠然としていることにあります。まず、どこが判断の分かれ目になっているのかを見ていきます。

断られる理由は、処置の名前ではない

住まい側が知りたいのは「日々の暮らしの中で、誰が、どのくらいの頻度で関わる必要があるか」です。ストーマという言葉だけでは、この情報が伝わりません。

住まい側が確認している3点

ご本人が自分で装具を交換できるか(見守りだけでよいのか、手を出す必要があるのか)②交換の頻度と、漏れなどの予定外の対応がどのくらいあるか皮膚の状態が安定しているか。この3点が分かると、受け入れの可否はその場で判断できることがほとんどです。

逆に言えば、「人工肛門です」とだけ伝えると、住まい側は最も手のかかる状態を想定します。結果として、実際には受け入れられる住まいからも断られてしまう。ご相談を受けていて、いちばんもったいないと感じる場面です。

施設の廊下で相談員が来訪した方と現在の状況について話している場面
伝えるのは処置の名前ではなく、自分でできる範囲と手伝いが要る範囲

住まいのタイプ別に、対応の形が変わる

同じ八尾市内でも、住まいの種類によって関わり方の仕組みが違います。ここは「看護師がいるかどうか」だけで判断しないほうが確実です。

看護職員が配置されている住まい

日中に看護職員がいる場合、装具の交換や皮膚の観察に直接関わってもらえる可能性があります。ただし配置されている時間帯を必ず確認してください。日中のみの配置であれば、夜間の予定外の対応は別の体制になります。

外部の訪問看護を組み合わせる住まい

住宅型有料老人ホームなどでは、外部の訪問看護ステーションと契約して医療的なケアを受ける形が一般的です。主治医の指示、訪問看護事業所との契約、訪問の頻度、住まい側の連携体制がそろえば、必要な支援を組み合わせられる場合があります。確認すべきは、訪問の頻度と、訪問がない時間帯に誰が様子を見るかです。詳しくは有料老人ホームで訪問看護は受けられますかで整理しています。

24時間の看護体制がある住まい

夜間も看護職員がいる住まいは、予定外の対応に強くなります。ただし数は限られ、費用も変わります。体制の手厚さと費用は連動するため、必要な水準を見極めてから選ぶほうが結果的に長く住めます。八尾市内の状況は八尾市で24時間看護対応の老人ホームを探すもあわせてご覧ください。

見落とされやすい3つの生活面

医療の話は入居前に確認されますが、暮らしの側の準備は後回しになりがちです。入居後に困りやすいのは次の3つです。

①装具の入手と保管

装具は消耗品で、切らすことができません。通院先や取扱業者からの定期的な配送を続ける場合、誰が受け取り、どこに保管するのかを住まい側と決めておく必要があります。ここが曖昧なまま入居すると、最初の補充のタイミングで慌てることになります。

②異変に気づいたときの連絡先

皮膚のかぶれや漏れは、程度によって対応が変わります。自己判断で対処せず、主治医や専門の相談先へつなぐのが基本です。「誰が」「どこへ」連絡するのかを入居前に決めておくと、対応が遅れにくくなります。

③入浴と外出

装具を付けたままの入浴や外出は、多くの方が続けておられます。ただし住まいごとに入浴の設備や時間帯の運用が違うため、これまでの生活の続け方を具体的に相談しておくと、入居後の落差が小さくなります。

施設のテラスで入居者が植栽を眺めながら過ごしている様子
入居後に困りやすいのは医療よりも装具の入手と連絡先。ここが決まると、これまでの暮らしを続けやすくなる

八尾市で探すときの確認手順

結論として、順番は①主治医 ②市の窓口 ③住まいです。

①主治医に、生活の中でできることを確認する

受け入れ可否を左右するのは、ご本人がどこまで自分でできるかです。主治医に、現在の管理方法と注意点を書面で整理してもらうと、以降の話が一度で進みます。

②八尾市の窓口で、制度と費用を確認する

身体障害者手帳や助成の適用、介護保険の認定状況は、お住まいの市町村が窓口です。八尾市にお住まいであれば八尾市の担当窓口へご確認ください。制度の可否は個別の状況で変わるため、ここは必ず公的窓口で確認してください。介護保険の手続きの流れは八尾市ではじめて介護保険を使うときにまとめています。

③住まいへ、3点をそろえて相談する

見学や問い合わせのときは、装具の種類と交換の頻度・ご本人ができる範囲・通院先の3点をそろえて伝えてください。この3点があると、受け入れ可否と必要な体制の話が同時に進みます。費用の目安は八尾市の老人ホームの費用で確認できます。

施設の入口で相談員が来訪した方を建物内へ案内している場面
3点をそろえて伝えると、見学から受け入れ可否の話まで一度で進む

退院が決まってから動く場合

手術後の退院に合わせて住まいを探す場合、時間がありません。この場合は病院の相談員(医療ソーシャルワーカー)に、退院予定日と現在の管理状況を先に確認するところから始めてください。退院日が決まっていると、住まい側も体制を組みやすくなります。

急ぎの場合の動き方は八尾市で退院を急かされたときの施設探しに整理しています。八尾市全体の探し方は八尾市の老人ホーム・介護施設の探し方をご覧ください。

なお、この記事は住まい探しの一般的な進め方をまとめたものです。医療上の判断や制度の適用については、必ず主治医と市町村の窓口でご確認ください。

よくある質問

ストーマがあると老人ホームに入れませんか?

入れないわけではありません。ご本人が自分で装具を交換できる場合は、受け入れられる住まいの範囲が広くなります。介助が必要な場合は、誰がどこまで手伝うかを住まいごとに確認する必要があります。

装具の交換は施設の職員がしてくれますか?

住まいの体制によって異なります。看護師が常駐しているか、外部の訪問看護と連携しているかで対応の形が変わるため、入居前に「誰が」「どの頻度で」関わるのかを具体的に確認してください。

装具はどこで受け取りますか?

多くは、通院先や取扱業者からの定期的な配送で受け取ります。入居後も同じ入手方法を続けられるか、受け取りと保管を誰が担当するかを、住まい側と決めておくと途切れません。

皮膚がかぶれたときはどうなりますか?

自己判断で対処せず、主治医や皮膚・排泄ケアの専門的な相談先につなぐ形が基本です。入居前に、異変に気づいたときに誰へ連絡するのかを決めておくと、対応が遅れにくくなります。

身体障害者手帳や助成の話は誰に聞けばよいですか?

制度の適用や手続きの窓口はお住まいの市町村です。八尾市にお住まいの場合は八尾市の担当窓口へご確認ください。住まい探しと並行して確認しておくと、費用の見通しが立てやすくなります。

見学のときに何を持っていけばよいですか?

現在の装具の種類と交換の頻度、ご本人がどこまで自分でできるか、通院先が分かるものです。この3点があると、受け入れ可否の話が一度で進みます。

この記事のまとめ

医療的なケアが必要な方の住まい探し

ストーマの管理も含めて、看護師の資格を持つ相談員が無料でお話を伺います。今のご状態からお聞かせください。

施設探しは、現役看護師のいる私たちへ。

介護・医療の現場を運営する関連会社(株式会社3SMILE)を持つ紹介サービスです。ご相談・見学同行・入居後フォローまで、すべて無料。

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