「犬(猫)を置いて施設には入れない」と、ペットのことで住まい探しが止まっているご家族へ。大阪で施設探しをお手伝いしている私たちが、ペットと一緒に入れる老人ホームを探すときに確かめておきたい6つのことと、公式サイトで条件が公開されている大阪の施設の例(2026年10月10日に確認)をまとめます。
ペットと一緒に入れる老人ホームとは、入居する方が自分の犬や猫などを居室で飼いながら暮らせる高齢者向けの住まいのことです。施設が飼っている動物とふれあえる施設とは別のものです。飼える動物の種類・大きさ・頭数、追加の費用、飼い主が世話をできなくなったときの引き受け方は、施設ごとに決まりが違います。
ペットのことも含めて、住まいの相談をどうぞ。
犬や猫のこと、ご予算、体調のことをお電話・LINEでお聞かせください。相談料はかかりません。紹介手数料は、ご入居先の施設からいただく形です。すべての住まいを扱っているわけではありません。
「ペット可」と「動物とふれあえる」は別のこと
施設の紹介文で「動物と過ごせる」と書かれていても、自分のペットを連れて入居できるとは限りません。施設が飼っている犬や猫と入居者がふれあう形と、入居者が自分のペットを居室で飼う形は、まったく別のしくみです。
たとえば、関連会社の株式会社3SMILE が運営するメディケア縁 ALOHA では会社の犬を飼っており、世話は介護士・施設職員が担っています。これは入居者のペットを受け入れる決まりではありません。ふれあいの形については八尾市の認知症ケアとペットセラピーにまとめています。

ペットと入居する前に確かめる6つのこと
ペットと一緒に入れる施設が見つかっても、条件が合わなければ入居はできません。見学や問い合わせのときに、次の6つを確かめてください。
| 確かめること | 聞き方の例 |
|---|---|
| ①動物の種類・大きさ・頭数 | 「中型の犬1頭と猫1匹でも入れますか」 |
| ②追加の費用 | 「ペットのための月々の費用はいくらで、何が含まれますか」 |
| ③日々の世話を誰がするか | 「散歩やトイレの片付けは自分でするのですか」 |
| ④飼い主が入院・死亡したとき | 「入院中や亡くなったあと、ペットは誰が引き受けますか」 |
| ⑤介護が重くなったとき | 「要介護度が上がっても、ペットと一緒に住み続けられますか」 |
| ⑥ペットの健康管理 | 「ワクチンや動物病院の受診はどうなっていますか」 |
とくに見落としやすいのが④と⑤です。ペットは飼い主より長く生きることもあります。入院や看取りのあとにペットをどうするかを、入居の前に家族で決めておくと、いざというときに慌てずに済みます。

公式サイトで条件が公開されている例(大阪市東成区)
大阪府内で、ペットと暮らすことを前提にした施設として公式サイトに条件を出している例に、ペピイ・ハッピープレイス TAMATSUKURI(大阪市東成区・住宅型有料老人ホーム)があります。公式サイトで確かめられた内容は次のとおりです(2026年10月10日時点)。私たちとの取引の有無に関係なく、公開情報の例として載せています。
| 項目 | 公式サイトの案内 |
|---|---|
| 入居の条件 | 満60歳以上のペット飼育者、またはペットの飼育を希望する方。入居時に身元引受人を1名 |
| 飼える動物 | 居室で飼える小動物(犬・猫など)。犬は2頭まで(原則30kg以下)、猫は3頭まで、犬と猫を合わせて1室3頭まで。入居前の面接のうえで判断 |
| ペットの費用 | ペットオールサービス費として1頭目 月33,000円、2頭目から1頭につき月11,000円(税込)。感染症予防・年1回の健康診断・ペットフードなどの費用 |
| 世話ができなくなったとき | 事前に「ペット最終引受人」を決める。ホームが引き取る場合の規定あり |
| 体制 | 介護福祉士と動物看護師が常駐。動物用の夜間救急病院を併設 |
表の金額はペットオールサービス費です。入居一時金や月々の管理費など、住まいにかかる費用全体は、公式サイトの費用のページで確かめてください。条件や費用は変わることがあります。掲載例は住宅型有料老人ホームです。介護の契約のしかたは施設ごとに違うため、⑤は施設に直接確かめてください。私たちは紹介できる住まいの中から条件を確かめます。すべての住まいを扱っているわけではありません。

一覧サイトを見るときの注意
「大阪 ペット可 老人ホーム」で調べると、いくつもの一覧サイトが出てきます。ただ、掲載されている件数はサイトによって大きく違います。条件は施設ごとに違い、空室も時期で変わります。
一覧で見つけたら、施設の公式サイトか電話で、上の6つを直接確かめるのが確実です。見学のときに見ておきたい点は老人ホーム見学で見るべきポイントにまとめています。

一緒に入れる施設が見つからないとき
ペットと一緒に入れる施設が見つかっても、場所や費用が合わないことがあります。その場合に考えられる道は次のとおりです。
- 家族や知人にペットを引き取ってもらい、面会のときに会えるかを施設に相談する
- ペットを預かる施設(老犬ホーム・老猫ホームなど)を探す。人が入る老人ホームとは別のものなので、費用や面会の決まりを確かめる
- 在宅のサービスを使いながら暮らせるかを見直し、ペットの世話を誰がするかを先に決めたうえで、入居の時期を考え直す
動物を最後まで飼うことは飼い主の責任とされています。飼えなくなったときの相談先は、住んでいる市の動物の窓口や動物愛護の相談先でも案内しています。施設選びの全体の考え方は老人ホームの選び方を、身元保証人がいない場合は身元保証人がいなくても老人ホームに入れるかをご覧ください。

よくある質問
大阪にペットと一緒に入れる老人ホームはありますか?
あります。ただ、飼える種類や頭数、費用の決まりは施設ごとに違い、一覧サイトの件数もサイトによって違います。公式サイトか電話で条件を確かめてください。
ペットと入居すると、費用はどのくらい増えますか?
施設によります。この記事の例では、ペットのための費用が1頭目で月33,000円(税込)でした。何が含まれるかも施設で違うので、金額と中身をあわせて聞いてください。これはペットのための費用で、住まいにかかる費用全体は公式サイトの費用のページで確かめてください。
入居したあとに飼い主が入院したら、ペットはどうなりますか?
施設の決まりによります。掲載例では、事前に「ペット最終引受人」を決め、ホームが引き取る場合は別途規定があります。入院中の世話と亡くなったあとの引き取りは分けて、施設の規定を確かめてください。
施設の犬とふれあえる施設なら、自分の犬も連れて行けますか?
そうとは限りません。施設が飼っている動物とふれあう形と、入居者のペットを受け入れる形は別のしくみです。連れて行けるかどうかは、施設に直接確かめてください。
ペットと入れる施設を一緒に探してもらえますか?
ご相談ください。犬や猫の種類・頭数、ご予算、体調をお聞きして、私たちが紹介できる住まいの中から条件を確かめます。すべての住まいを扱っているわけではありません。(2026-10-10 時点の情報。施設の条件は各施設の公式サイトで確認したもので、変わることがあります)
- 「施設の動物とふれあえる」と「自分のペットと入居できる」は別のしくみ。条件は施設ごとに違う
- 確かめるのは、種類・大きさ・頭数、追加の費用、日々の世話、入院・死亡のときの引受人、介護が重くなったとき、ペットの健康管理の6つ
- 一覧サイトの件数や条件はばらつくので、公式サイトか電話で直接確かめる。見つからないときは家族への引き取りや預かり施設も考える
大阪老人ホーム相談室


