住宅型有料老人ホームでも食費・部屋代が安くなるのか、と探す方がいます。けれども、食費・居住費の負担を軽くする負担限度額の認定は、特別養護老人ホームなどの介護保険施設とショートステイが対象で、住宅型有料老人ホームの家賃や食費には使えません。大阪で施設探しをお手伝いしている私たちが、対象になる施設と申請のしかたを、公式の案内(2026年10月11日に確認)をもとにまとめます。
負担限度額の認定とは、市民税非課税世帯などの方が介護保険施設に入所したりショートステイを使ったりするときに、食費と居住費(部屋代)の自己負担を軽くするための認定のことです。大阪市では「介護保険負担限度額認定(特定入所者介護(介護予防)サービス費)」として案内されています。大阪市の案内では、対象は介護保険施設(介護老人福祉施設・介護老人保健施設・介護療養型医療施設・介護医療院)への入所とショートステイで、対象者は利用者負担の段階1〜3に当たる方です。
どの住まいなら費用が合うか、一緒に考えます。
特養の申し込みと並行して、住宅型やサービス付き高齢者向け住宅も比べたいときは、ご予算と体調をお聞かせください。相談にお金はかかりません(紹介手数料はご入居先の施設が負担します)。扱っていない住まいもあります。
対象になる施設・ならない住まい
この認定が使えるのは、介護保険法で決められた施設に入所するときと、ショートステイを使うときです。住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、大阪市の案内の対象の一覧に入っていません。
| 住まい・サービス | 負担限度額の認定 |
|---|---|
| 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設) | 対象 |
| 介護老人保健施設(老健) | 対象 |
| 介護医療院 | 対象 |
| ショートステイ(短期入所) | 対象 |
| 住宅型有料老人ホーム | 対象の一覧に入っていない(家賃・食費は施設との契約の費用) |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 対象の一覧に入っていない |
介護保険サービスの自己負担を軽くする別の制度は、関連記事「高額介護サービス費は施設で使える?対象になる費用|大阪」にまとめています。

対象になる人
大阪市の案内では、対象は利用者負担段階1〜3に該当する方(市民税非課税世帯の低所得者)です。非課税であることだけで対象と決めず、親がどの段階に当たるかは申請窓口で確かめてください。
特養の空きを待つ間に、ほかの住まいも比べておくと慌てずに済みます。特養の空きを待つ間の住まいは特養に空きがないときの探し方にまとめています。

申請のしかた(大阪市)
大阪市の場合、申請先はお住まいの区の保健福祉センター(保健福祉・福祉担当 介護保険グループ)です。認定証が届いたら、サービスを使う前に施設へ見せます。入所やショートステイの予定が決まったら、早めに申請しておくと安心です。
八尾市・枚方市など大阪市以外にお住まいの方は、住んでいる市の介護保険の窓口に申請先と必要なものを確かめてください。初めての介護保険の手続きは八尾市の介護保険の申請窓口一覧・枚方市で初めての介護保険にまとめています。堺市・藤井寺市・東大阪市の申請先と預貯金の条件は、堺市で老人ホームを探すとき・藤井寺市で老人ホームを探す・東大阪市で老人ホームを探すで各市の公式ページをもとに紹介しています。退院後の住まいの相談先(地域包括支援センター)は、寝屋川市・吹田市・松原市の記事にまとめています。

住宅型を考えている場合の費用の見方
住宅型の家賃・食費は施設との契約の費用で、この認定では下がりません。毎月払える金額と比べて無理がないかを先に確かめてください。ご予算と体調をお電話(072-970-5244)またはLINEでお聞かせいただければ、月額の見方を一緒に整理します。
大阪の施設の月額の目安は大阪の老人ホームの費用相場と内訳に、費用がどうしても合わないときの相談先は生活保護と施設にまとめています。

よくある質問
住宅型有料老人ホームの食費や部屋代も安くなりますか?
この負担限度額の認定では安くなりません。大阪市の案内で対象とされているのは特養・老健・介護医療院などの介護保険施設とショートステイで、住宅型の家賃や食費は施設との契約の費用です。
認定証はどこでもらえますか?
大阪市では、お住まいの区の保健福祉センターの介護保険の担当に申請します。ほかの市は、住んでいる市の介護保険の窓口で申請先を確かめてください。
認定されたら、何をすればいいですか?
入所やショートステイを使う前に、認定証を施設に見せます。予定が決まったら、申請と認定証の準備を早めに進めてください。
特養に入れるまでの間はどうすればいいですか?
ショートステイも認定の対象です。空きを待つ間の住まいとして住宅型などを使う場合は、この認定による家賃・食費の軽減を見込まずに、月額を確かめてください。
費用が合う住まいを一緒に探してもらえますか?
ご予算と体調、特養の申し込みの状況をお聞きして、私たちが紹介できる住まいの中から比べるお手伝いをします。認定の申請そのものは区役所・市の窓口で行います。(2026-10-11 時点の情報。出典:大阪市・厚生労働省の公式ページ。対象や手続きは変わることがあるため、申請前に窓口へ確認してください)
- 食費・居住費の負担限度額の認定は、特養・老健・介護医療院などの介護保険施設とショートステイが対象。住宅型やサ高住の家賃・食費は対象の一覧に入っていない
- 対象は利用者負担段階1〜3に該当する方(市民税非課税世帯の低所得者)。非課税であることだけで対象と決めず、段階は申請窓口で確かめる
- 大阪市は区の保健福祉センターに申請し、認定証を利用の前に施設へ見せる。ほかの市は住んでいる市の窓口で確かめる
大阪老人ホーム相談室

